今回はあまり小さな悩みではなく大きな悩みです。
「小さな会社を辞めたいけれど、辞めるまでの流れはどうなるの?」
そんな人のために、ちょうど今自分が体験していることを解説してみました。
ネットで調べた退職時のやりとりと違う点が多々あるので説明していきます。
なお、私の勤めている会社の人数は50人以上100人未満です。
上司(課長)に退職の意思を伝える
課長にチャットで話したいことがある旨を伝える
まずは、直属の上司に退職の意思を伝えます。
現在テレワーク中なので、チャットにて以下の様に切り出しました。
お話したいことがあるのでお時間いただけないでしょうか?
ビデオ会議か電話かチャットで都合の良いものでお願いします。
私は17時以外は空いています。
とりあえずチャットでお願いします。
申し訳ありませんが、7月末、可能であれば6月末で退職させていただきたいです。
理由は何でしょうか?
一身上の都合ではだめでしょうか?
続きは電話でお願いします。
課長と電話で直接話す
こちらから課長宛てに電話をかけましたが、課長から折り返し電話するという話になりました。
なぜなら課長は社用携帯を所持しているから。
※このあたりは会社によって違うと思います。そもそもテレワークでなければ対面ですよね。
課長から折り返しの電話があり、そこで退職の理由を話したところ、無事に納得してもらえました。
その際、引継ぎ資料は作成・展開済みであり、現場の状況的にも今抜けるのがベストであることを伝えています。
常務と部長と面談する
課長を通じて部長との面談日時を決める
課長をクリアして辞められるかと思っていたら、数分後に課長からチャットが来ました。
部長が話を聞きたいとのことなので、今週会社に出られますか?
業務を投げ出して会社を辞める後ろめたさから会社には行きにくいのと、会社に行くより部長の最寄り駅の方が私の家に近いことから以下のように返しました。
部長の最寄り駅はXX駅なので、そこの駅前にあるカフェで会っていただくことは可能でしょうか?
常務も話をしたいとのことなので会社に出てもらいたいです。
最終的な面談の人・日時・場所を決定する
先に記載した通り、業務を投げ出して会社を辞める後ろめたさから会社には行きにくいので少しごねてみました。
業務を投げ出して会社を辞める都合上、会社に行きにくいので会社の近くのカフェにしてもらうことは可能でしょうか?
分かりました。部長に聞いてみます。
この後、無事に会社近くのカフェで常務&部長と面談をするということになりました。
ちなみに課長に退職の意思を伝えた翌日に常務&部長と面談というスピード感です。
常務&部長と面談する
常務&部長と面談してきました。
会社近くのチェーンのカフェに行ったところ以下の理由で画像のような席となりました。
・対面は2人席しかなかった
・3人で座れるのは壁に沿った席しか空いていなかった
そして常務と部長の間に挟まれ退職理由の聞き取りと引き止めが続きました。
辞めたいと思うのはどうしてなの?
改善できないの?
前から考えてきた結果です。
自分なりに改善してきましたがもう続けられません。
(傷口をえぐってくるなー)
9月までやってそこで契約更新のときに抜けるのではだめなの?
お客さんとその先のお客さんの契約もあるからすぐは抜けられないよ?
こちらとしては6末で抜けたいぐらいです。
もう無理です。
(もう無理だと何回も言っているんだけどなー)
社内の別部署への移動の話も出していただきましたが、今の業務を途中で投げ出していく手前、会社に残っても、今後他のメンバに合わせる顔がないということで押し切りました。
これで終わりかと思いきや、辞める意思が固いのは分かったので会社に報告しますということになりこの日は終わりました。
これほど辞められないなら退職代行を利用した方が良いような気がします。
それならメンタルも削られないし、時間も有効に使えます。
18:00~19:00までの1時間を費やしました。
課長を通じて社長との面談日時を決める
翌日、常務&部長の話が社長に伝えられ、課長から連絡が来ました。
社長が話をしたいとのことなので会社に出てもらいたいです。
都合の良い時間を教えてもらえますか?
常務&部長との面談で早引けしたのに、さらに社長面談のために早引けするとなると、これはいよいよ同僚にも退職がばれてしまうなーと思いつつ、週明けである6月22日(月)の週に社長面談の予定を調整して課長に報告しました。
結局社長と面談するために行きたくなかった会社に行くことになってしまいました。
社長と電話で話す
勤務中に社長から電話が来る
社長面談の日時が決まった翌日、勤務時間中に社長から電話がかかってきました。
テレワーク中とはいえ、メンバとはチャットでやり取りしつつ作業をしており、暇なわけではないのですが、いきなりの社長からの電話で困りました。
常務&部長と話した内容と同じようなことをまた話し、結果として40分以上社長と通話することになりました。
社長の話の概要は以下の通りです。
・働いていたら壁にぶつかることはある
・考え方を変えてどうしたらできるかを考えること
・ここで逃げたら逃げ癖がつく
引き止めてもらえるのはありがたいですがこちらは限界なのでもう無理です。
休日に社長から電話が来る
土曜の夜、夕飯を食べ終えた頃、突然社長から電話がかかってきました。
昨日の電話で伝え忘れたことがある、ということで仕事に対する考え方についての話をしていただきました。
ありがたいのですが、こちらは今の仕事を続けるのは本当にもう無理なわけです。
今までお世話になった会社なので辞めるのが申し訳ないと思っているため、だんだん本当に辞めていいのか?という気持ちになってきてしまいます。
どうして辞めようと思ったのか、もう一度自分を見直してみる必要があります。
ユダヤ教の教えに、こんな言葉があります。「自分が自分のために自分の人生を生きていないのであれば、いったい誰が自分のために生きてくれるだろうか」と。
出典元:岸見一郎、古賀史健(2013)『嫌われる勇気ー自己啓発の源流「アドラー」の教え』ダイヤモンド社
今の仕事を続けていて、自分の人生を生きているといえますか?
社長と面談する
社長と面談する
行きたくなかった会社に行き、事務や人事の方に挨拶しつつ社長室にて社長と面談しました。
親身になって心配してくれる社長には感謝していますし、会社自体は好きですが、仕事にどうしても耐えられないので辞めさせてくださいということを貫いた結果、ようやく社長が辞めることを許してくれました。
面談の内容は前に電話で話したことにプラスのアドバイスと辞めるための条件についてでした。
・暗記するのではなく理解して応用していくこと
・次の仕事は何をするのか?
・同じ業界に戻ると次の会社から今の会社にどういった人物かの確認電話が入る
・次の会社が決まったら会社名は言わなくていいから報告することが退社の条件
まとめ:退職して新しい人生を!
以上で小さい会社を退職するまでの流れの説明は終わりです。お疲れ様でした。
会社によって退職時のやり取りは変わってくると思いますが、小さい会社では辞めるまでいろいろ壁がありますよ、ということが分かったと思います。
会社を辞めるだけなのに、これだけ面倒で手間がかかります。
本当にどうしようもない、サクッと辞めたいという場合は退職代行サービスを使うのもアリです。
皆さん、どうやって会社を辞めているのでしょうか?
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